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こんにちは。いつか家づくりしたいと、さまざまな情報を収集している入社10年の広報担当です!
私たちは1日のうちに空気を年齢など人によっても異なりますが、10〜25㎥吸って暮らしているそうです。
25㎥、それは、およそ6畳の部屋くらいの体積。
食べ物や水に気を遣うのと同様に、一日の大半を過ごすわが家の空気質も、よい状態に保ちたいですね。
しかし「新鮮な空気」「おいしい空気」など、いろんな身体によさそうな空気質をあらわす言葉があるものの、室内の空気質ってどの状態がいいのか、わからないという方も多いのではないでしょうか。
昨今、換気を促される状況の中で、CO2濃度を指標にされている方も増えているようですが、CO2濃度は室内の空気質を示すひとつの指標ではあるものの全てではありません。
今回は、空気質とは何か、そして、暮らしの中での対策方法をお話しします。
目次
空気質って何?
「空気質」と聞いて思い浮かべる住宅内の代表的なものをあげてみましょう。
- 温度・湿度
- CO2濃度
- PM2.5やPM10などの微粒子(花粉や黄砂もこの中に含まれます)
- ホルムアルデヒドなどの化学物質
- ほこり(カビやダニなどの浮遊物)
- 悪臭
6つとも、よく聞く言葉かと思います。
そのほかにも思い当たる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は多くの方が日頃から対策したいと思われるものにしぼってみました。
この6つ、1つずつの対策方法は思いつくとは思いますが、全てを同時に対策すること、できますか?
住まいには24時間換気が義務付けられているんですが、これは高気密・高断熱化が進んだ現代の住宅内で内装や家具などから発する化学物質に由来したシックハウス症候群の対策ということは一般的に知られています。
換気すると、化学物質と同時に私たちが呼吸することで増えるCO2も減らせますね。
しかし、住宅内の空気質は必ずよくなるのかといえば、そうでもありません。
ひとつは、温度・湿度を外気に委ねることになり、真冬・真夏の室温が快適でなくなり、真冬の場合、温度差によって体調不良を引き起こすヒートショックの危険性も高まります。
温湿度の条件によっては結果的にカビやダニを増やすことにもつながります。さらには、PM2.5や花粉などの物質が室内に進入することにもつながるのです。
このようなことから、実は全てを同時に解決できる条件は限られています。
冷房も暖房も不要な、からりと晴れた日、しかも、PM2.5や花粉の飛来もない風向きや季節であることです。
もしもそのような日があれば、窓を全開にして、おいしい空気を楽しみましょう。
見えない空気だからこそ「見える化」がポイント
では、それ以外の日は、どのようにわが家の空気質を整えていくといいのでしょうか。
一般的には、部屋ごとに空気清浄機や除湿機・加湿器などを使うことが考えられますが、置かない部屋もありますし、機器ごとのメンテナンスの大変さもあり、結論からいうと、家全体の改善は難しいものです。
実際には、家族が集まるリビングだけ、というご家庭も多い印象です。
少し話はそれますが、先に挙げた6つの空気質の要素の中で、私たちがすぐに感知できるものは何だと思いますか?
答えは、肌で感じることができる温度、そして嗅覚で感知できる悪臭です。
その他は、その状態が長く続いた後に、室内や我が身にダメージが出てからしか気づくことができません。
多くの空気質の問題について私たちは、実態を知らないままイメージだけで対策していて、まさに見えない敵と戦っている状況なんです。
ですから、まずは、各部屋の空気質の現状を「見える化」することをお勧めします。
現在は、温湿度計だけではなく、CO2濃度・化学物質(HCHO・TVOCなど)・PM2.5やPM10の測定器も販売しています。
このときのポイントとしては、やみくもにいろいろな機器を導入するのではなく、人の呼吸で増えてしまうCO2と温湿度を中心に捉え、補足的に、ご自宅の立地条件にあわせて、例えば工場が近い、海辺や雨の多いなど、課題と感じている空気質の計測をすることです。
空調で窓を閉じがちな季節は、居室の空気質の目安として、CO2濃度を気にされる方も多くなってきます。
ドイツやノルウェー、カナダなど、諸外国における CO2 の空気質基準は、室内空気汚染や換気の指標として、1000 ppm が採用されています。
※公益社団法人 空気調和・衛生工学会換気設備委員会・室内空気質小委員会資料「室内空気質のための必要換気量」より 平成28年10月31日
https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000771220.pdf
数字をみて、ご自宅の状況がなんとなくわかるようになったら、空気質の課題が何か、頭の中で整理できるようになるでしょう。
対策しよう
課題を整理したら、次に、対策方法を考えます。
部屋ごとに対策を考えがちですが、まずは、大きく捉えるといいでしょう。
1日に一度、朝起きたら窓を全開にして、掃除するといった、ルーティンを取り入れて習慣をつくるといったことです。
その次に部屋ごとの対策を考えます。
一例を挙げると、全館の換気を考えていたけど、実際には、家族の集まるリビングのCO2濃度だけが高く、そのほかの部屋の空気質には問題なかったという場合は、リビングの換気を中心にどのくらいの頻度の換気が有効か、どのような換気方法にするのかなど、考えていきます。
早く換気させるためには、窓開けと同時に換気扇を回すことが有効です。
ただし寒さや暑さが厳しい季節には、リビング以外の部屋は直接窓を開けることはせず、窓を開けたリビングの空気が送られるようにするという2段階の換気方法も、いきなり冷気などが当たるよりは体感が和らぐため、寒冷地の換気方法で時おり紹介されています。
こういった、ひと部屋ごとに課題と対策を考えて空気質を改善していけば、最小限の設備で、空調のエネルギーロスも減らしていけます。
でも、人によっては部屋ごとの対策は面倒と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
その場合は、家全体で空気質を整える方法もあります。
全熱交換換気システムと空気清浄機を、全館空調と組み合わせて使う方法です。
現在の住まいの中で、空気質を高めることができるベストな方法です。
既に家づくりをされた方にとっては後付け工事となりますが、これから新築を検討する方にとっては絶好の機会です。
ぜひ、空気の流れもシミュレーションした上で快適な空気の家づくりをしていきましょう。
OMソーラーでは、季節ごとに様々なセミナーを開催しています。
空気質のセミナーも開催しましたので、ご興味ございましたら、ぜひアーカイブ動画をご覧ください。
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