快適で省エネな暮らし
OMソーラーで利用している
3つの自然エネルギー
太陽の熱エネルギー
建物が受ける太陽の熱は非常に大きく、これをうまく利用することで快適と省エネを両立させることができます。
南北に長い日本では場所によって日射量も異なりますが、例えば静岡県浜松市の場合、1月に建物の南面で受ける太陽熱の量は1㎡あたり約420Wとなり、一般的な引き違いサッシの面積からは電気ストーブ1台分に相当する熱を受けていることになります。
ただし、建物の南面は隣地の影響や間取りによる窓の位置の制約などもあるため、OMソーラーは太陽熱を集める場所として屋根を選びました。建物において最も日射量を多く受けるのは屋根面です。この屋根で効率よく熱を集めるために、OMソーラーの家づくりでは建物の方位、屋根の勾配、屋根の形状、材質、色などを考慮して設計します。
太陽光を活用した発電
太陽エネルギーから電気をつくる太陽光発電も一般的になってきました。
発電した電気はそのまま家庭で利用するだけでなく、余った電気を電力会社に売ったり、蓄電して夜間に利用することもできるため、活用方法を上手にコントロールすることで、さらなる省エネや光熱費の削減につながります。
OMソーラーが提案する太陽光発電は「発電しながら熱も得る」といった設置方法です。太陽光パネルが発電する際には熱を発生しますので、その熱を暖房や給湯に利用したり、太陽光パネルと専用の集熱パネルを組み合わせることで、家庭で必要な電気と熱を効率よく作り出します。
自然の風の利用
自然の風が効果的に利用できるのは、春や秋、外が涼しくなった夏の夜です。
風向きの予測はなかなか難しいため、どこから風が吹いてきても風が通るような窓の配置と、「暖かい空気は上に動く」という性質を踏まえて、1階の窓から2階の窓に風が抜けるようなプランが効果的です。
OMソーラーの設計では、風の向きや頻度、強さなどの気象データと専用シミュレーションで、室内の風の流れや強さを可視化して、生活スタイルをイメージしながら窓の配置を考えます。
太陽エネルギーの最大活用
私たちは「太陽エネルギーの最大活用」、
そして「熱と空気をデザインする」という視点からシステムを提供して参りました。
システムの基本となる太陽熱暖房は、屋根で外気を温め、
その空気を床下へ運ぶことで、床全体から建物を温めます。
外気を取り入れることで、暖房と同時に換気ができることも大きな特徴です。
また、太陽熱でお湯を沸かすことも可能です。
この太陽熱利用のシステムを軸に、太陽光発電の導入、冷房、換気、
空気清浄機能の追加、インターネットによる管理と制御など、
時代と共に進化する技術を積極的に導入し、お客様の様々なライフスタイルに対するご要望、
そして予算条件などもから選択できるようラインアップを増やしてきました。
こうした技術開発は、長年の実測と検証、そして地域に根ざした家づくりに取り組む
工務店や建築家をはじめ、大学や研究機関、企業との連携の成果です。
今後も、太陽熱利用の先駆者という自負を持ち、常に進化を目指して挑戦を続けていきます。