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意外と知らない家での消費エネルギーの話ーZEHとその先へー

こんにちは。OMソーラー・マーケティング部の新人です。

 

突然ですが、みなさんが普段生活している家でエネルギーを一番多く使っているもの・一番少ないものは次のうちどれだと思いますか?

  1. 冷房
  2. 暖房
  3. 給湯
  4. 厨房(コンロなど)
  5. 照明・家電(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・掃除機など)

 

 

答えは…

 

 

 

 

 

 

資源エネルギー庁「エネルギー白書2021」より/2019年度統計

 

 

皆さんの予想はいかがでしたか?


一番多いものがテレビ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機などの家電製品全般の動力と照明で全体の33.9%の消費を占めています。

その次に給湯が28.8%、次に暖房が24.7%です。
厨房は9.9%、冷房が2.7%となっています。

 

給湯が2番目に多いことを意外に思われる方もいると思いますが、お風呂やシャワー、洗面、炊事など家庭での1日に使用するお湯の量は平均400〜500リットルと言われています。それだけのお湯を365日つくるためには、多くのエネルギーを必要とします。

 

一方で夏に節約しようと暑さを我慢しがちな冷房が「意外と少ない」と驚く方もいるかもしれません。

夏には冷房、冬には暖房を使うため、一見冷暖房の使用エネルギーは同じぐらいなのではないかと思うかもしれませんが、一年で冷房を使用する日数と暖房を使用する日数は大きく違います(図1)。

そして、外気温と室温の差が大きいほど、使うエネルギーも多くなります。夏の冷房は、外気温を35℃とし室温を25℃にしたいと考えたときの温度差は10℃です。それに対し、冬の暖房では、外気温を0〜5℃とし室温を20〜25℃にしたい場合、温度差は20℃にもなります。

 

 

【図1】1年間で冷暖房が必要な日

当社シミュレーション 東京GI間欠冷暖房の場合
暖房(20℃設定)182日、冷房(27℃設定)88日

 

 

このように家での消費エネルギーを知ることが、快適で省エネな豊かな暮らしをつくる一歩になります。

 

次の項目からは、快適で省エネに暮らす方法についてみていきます。

 

 

 

 

省エネで健康で快適な暮らしをするには?

 

 

私たちが生活をする上で欠かせない「家」。

家は生活の根幹となる場所なので、家事をするときも、家で仕事をするときも、リラックスするときも、いつでも快適に過ごせることが一番です。

 

何も考えずに快適に暮らしていきたいですが、光熱費のことを考えてしまい、快適さよりも節約を優先してしまうことはありませんか?

 

しかし、暑さ寒さの対策ができていないと健康面に被害を及ぼしてしまいます。

健康で快適に暮らすためには、建物の性能と空調システムで家の中の温度を快適にして環境を整える必要があります。

そして、これらをしっかり整えることで省エネ効果にもつながります!

 

春や秋は冷暖房を使わなくても快適ですが、夏は涼しく冬は暖かい家にするために冷暖房を使います。

私たちは一年間の3/4は冷暖房を使っており(図1参照)、生活するために欠かせないものになっています。

 

ところがせっかく冷暖房しても、建物の性能が悪いと室内の暖かさや涼しさを維持することができません。

家の中を快適にしようとしているのにもったいないですよね。

 

そこで重要なのが「断熱」です。

断熱性能が高い家にすることで、暑さや寒さに影響されにくくなるという良さがあります。

断熱によって室内の温度を保ちやすくなり、健康で快適に過ごすことができます。

そして冷暖房で消費するエネルギーの無駄を減らすこともでき、光熱費の削減にもつながります。

 

省エネについて冷暖房設備への関心がある割に、建物の断熱性への関心度(または認知度)は低く、暑さや寒さによる不快感は家の性能のせいだということにまだ気づいていないという人も多くいるのではないかと考えています。

快適に暮らすためにも断熱性のことは知っておきましょう。

 

 

省エネ・健康・快適な家づくり「ZEH」

 

 

現在、家づくりにおいてこれらの省エネ・健康・快適を実現するために注目されている言葉があることをご存じですか?

それが「ZEH」という言葉です。

 

まずどうやって読むの?と思った人も多いのではないでしょうか!?

家づくりをご検討中の方にはぜひ知っておいてほしい言葉「ZEH」。

 

ここからは「ZEH」について解説していきます。

 

 

 

 

ZEHとは

 

 

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で「ゼッチ」と読みます。

意味は直訳すると「正味ゼロエネルギーの家」となります。

 

正味ゼロエネルギーの家とはどのような家なのでしょうか?

環境省のホームページでは、ZEHを以下のように説明しています。

 

 ZEHゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。

https://www.env.go.jp/earth/ondanka/zeh/h30.html

 

ここでのポイントをまとめると以下のようになります。

  • 断熱などで家の性能を上げる
  • 省エネ設備の導入
  • 創エネ(主に太陽光発電を利用)

 

消費するエネルギーを削減した上で使う分のエネルギーを創り、1年間での消費エネルギーが正味ゼロの家のことをZEHといいます。

 

しかしここでの「消費エネルギー」の項目は、冷暖房、給湯、換気、照明を対象としており、冒頭のクイズで一番エネルギー消費の多かった家電は含みません

 

 

 

 

 

ZEHのメリットは?

ゼロエネルギーを目指したZEHのメリットを解説していきます。

 

メリット

  1. 健康で快適な家になる
  2. 光熱費を削減できる
  3. 地球にやさしい
  4. 停電時の備えになる
  5. 補助金の対象になる

 

1. 健康で快適な家になる

断熱性を高めたり設計の工夫をすることで、夏は涼しく冬は暖かい家になり、家の中の温度による不快感や健康被害をなくし、健康・快適性を保つことができます。

 

2. 光熱費を削減できる

建物や設備の省エネによる電気代の削減と、太陽光発電による電気代購入量の削減、売電収入によって、光熱費が大幅に削減されます。

 

3. 地球にやさしい

「脱炭素社会」「地球温暖化防止」と言われる今、地球環境に寄り添った考え方が求められています。ZEHは消費エネルギーを減らすことや、創エネとして太陽光という再生可能エネルギーを利用することで、温室効果ガスの排出量の削減になり、環境への配慮にもなります。

 

4. 停電時の備えになる

太陽光発電によって、災害時に停電など電気の供給が無くなってしまった場合でも電気を使うことができ、非常時の備えになります。

また建物性能を高めることで冷暖房を必要とするエネルギーを削減することも災害時の対策につながります。

 

5. 補助金の対象になる

ZEHは国が推奨しているため、補助金制度が設けられています。

年毎で補助金制度が異なるため、毎年確認する必要がありますが、参考として2022年の補助金の事例をご紹介します。

※出典:SII 
2022年のZEH支援事業の詳細はこちら

 

 

 

 

OMソーラーが提案するZEHの先の未来 
エネルギー完全自給住宅のカタチ「All Time Real ZEH」

 

OMソーラーではZEHのさらに先のカタチである「All Time Real ZEH」をご提案しています。

ZEHでは、冷暖房、給湯、換気、照明における消費エネルギーゼロを目指しています。そのため、冒頭のクイズの答えでも割合が多かった「動力」である、冷蔵庫やテレビなど「家電」の消費エネルギーは対象外です。

 

そこで、家電も含んだ家庭での全ての消費エネルギーをゼロにする「Real ZEH」という言葉も登場しています。

 

ただし、ZEHもReal ZEHも1年間のエネルギー収支の合計でゼロになることを指しています。そのため実際の生活においては発電時以外は電力会社から電気を購入しています。

そこでOMソーラーでは、24時間365日、Real ZEHの実現を目指す「エネルギー完全自給」の考え方を「All Time Real ZEH」と名付けました。

 

 

「All Time Real ZEH」では発電した電気を使いながら、余った電気を蓄電します。そして、蓄電池の充電がいっぱいになると売電を行います。

太陽が出ていない夜や雨の日などの発電していない日でも蓄電池に貯めていた電気を使うため、電力会社から買う電気の量を大幅に減らすことができます。

 

蓄電をすることで、万が一災害が起きて停電になっても、自家発電しながら蓄電池の電気を利用し、家電や空調を止めることなく生活することができます。

 

このAll Time Real ZEHの家づくりにおいても補助金制度があります。※2022年9月30日受付終了

 

 

▼All Time Real ZEHについて詳しくはこちら

 

 

 

まとめ

 

この記事では、家で使うエネルギーの話から、省エネで快適な暮らしを実現するためのキーワード「ZEH」について解説していきました。

 

ZEHについてまとめると、以下の3つのポイントを押さえてゼロエネルギーの家をZEHといいます。

 

  • 断熱などで家の性能を上げる
  • 省エネ設備の導入
  • 創エネ(主に太陽光発電を利用)

 

OMソーラーが提唱している「All Time Real ZEH」は、家電のエネルギー消費も含めて一年中エネルギーゼロを目指した考え方です。

 

 

そしてZEHのメリットをまとめるとこのようになります。

 

  • 健康で快適な家になる
  • 光熱費を削減できる
  • 地球にやさしい
  • 停電時の備えになる
  • 補助金の対象になる

 

政府の目標もあり、これからの家づくりにはZEHが当たり前になります。

 

ぜひZEHやAll Time Real ZEHについて知識を深め、10年20年と先の未来まで住みよい家を検討してみてください。

 

 

▼OMソーラーについてもっと知りたい方はこちら

 

 

 

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